2010
12.02

自宅の書斎は倉庫状態

近況報告

休みの日には喫茶店を二三軒はしごして原稿を書くことにしている。自宅の書斎は倉庫状態、足の踏み場もない状態に陥っている。本を片づけようにも片づける場所がない。玄関、居間、寝室、廊下まで本で埋まり、狭い庭に二つほどあるプレハブの倉庫も本で埋まっている。若い頃は本が増えることに喜びを感じていたが、今はこの本をどうするか考えただけで憂鬱になる。批評本や研究書は出版してもほとんど売れることはない。私の主宰するD文学研究会は営利団体ではないので、基本的に刊行物が利益をあげる必要はないが、それにしても赤字はすさまじいものがある。ドストエフスキーに関する著作は大きな書店では外国文学コーナーがあるのでかろうじて置いてあるが、小説に至っては配本した部数の百パーセント近くが一ヶ月のうちに返本されてくる。大きな書店ですら、ロシア文学コーナーは十年前になくなった。私は本屋からロシア文学コーナーがせ消えた時から書店を信用していない。ドストエフスキー、トルストイ、ゴーゴリ、チェーホフを読まない文芸愛好者などクソの足しにもならない。私は今、真剣に電子書籍の可能性を考えている。私の本を本当に読みたいと思っているひとに、確実にその中身が伝わればいいと思っている。必要としているひとが一人しかいなければ、一冊作ればいいわけで、無駄な配送や倉庫や、もっとも嫌な裁断をしないですむ。私は百冊も本を出して来たアナログ人間として、本のデジタル化に賛成しているし、電子書籍を積極的に支持したいと思っている。そんな私が太平書林で本日(2010年11月28日)購入した本は林芙美子の『浮雲』その他四冊。
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