2009
11.16

「マンガ論」第十五回講義

マンガ論

日野日出志「蔵六の奇病」をテキストに講義する。
CIMG1569.JPG
日野日出志先生と「マンガ論」受講生(韓国からの留学生)2009.10.30
江古田の中華料理店にて。この日は漫画家の志賀公江先生、
「日芸マスコミ研究会」の顧問山下聖美先生と会員のメンバー、
日野日出志研究家の猫蔵さんも同席。席は大いに盛り上がった。
【学生の声】は「続きを読む」をクリックしてください。


【学生の声】
おっかあと太郎の会話を聞いてなぜ尚も化物の姿で村へおりてきたのだろうか。そんな姿になってもウミからできた七色の色が手に入り、うれしいと思えるなんて凄い。カフカ「変身」とはまた違う日本らしさが出ている作品だと思う。(文芸1年 瀬尾なな)
蔵六を殺しに行く村人がみな同じ顔(能面のような)になるのが印象的でした。(演劇2年 小城祐介)
おちばのカゲがガイコツに見えたり、トビラ絵の蔵六がカメっぽかったり……深い。(演劇2年 三浦里沙)
蔵六が唯一発した「おっかあ」という言葉に胸がぎゅっとなった。(演劇2年 梶原将門)
七色のうみ、と最初にあって、色で絵がかけるようになってハッピーエンドかと思ったら全然違ってびっくりでした。すごく気持ち悪いけど先生の話を聞いて、芸術を目指すことにおける闇の部分を深く描いていると知り、感心しました。(文芸1年 太細友香里)
芸術性と社会性は相反するものですが伴っていないと芸術の成功にはありえない……難しいことです。しかし日野さんの作品は批評してみても面白いですが何も考えず読んでその深い悲しさ、余韻に浸るのもやはり良いと思いました。美しい話です。(放送1年 牧野笑子)
この作品を読んで、天才はやはりほとんどの人物に理解されず、その才能が理解されるのは死んでからが多いんだぁ、と思いました。入試の面接官が日野先生でした。(文芸1年 出光展大)
蔵六の人へのメッセージは話すことではなく絵を描くこと。一人一人ではなく見た人全てにもしかしたら伝わってるかも知れないという気持ちが入っていると思う。(文芸2年 八尋大地)
初めはただただ恐ろしかった。気持ち悪くなった。けれど、読みこむことで、ガラリと見える世界をかえる、そんな作品をかけることがすごいと思った。(文芸1年  山本裕美)
こういう話はセンスがないと描けないのだろうと、この作品を読んでいて思った。スポーツや恋愛ではなく、人間のもっと深い部分が描かれていて、軽くよめる内容ではなかった。(放送2年 矢嶋美帆)
正直、最初は絵のタッチから読みたくないな~と思ってましたが、蔵六の心情を理解していくうちに切なくなり、ただ気持ち悪いと思うのは、農民と同じ考えだな~と思いました。目をそむけたくなるような現実ほど、真実ではないのかなと感じました。(演劇2年 工藤佑樹丸)
読む前から、こういうマンガはあまり得意じゃないしやだなと思い、読んだあとも気持ち悪いという感情は少なくともありました。しかし、先生の話を聞くと、蔵六の絵に対する執念が絵のひとつひとつから伝わってきて、ただ気持ち悪いだけではないと考えが変わりました。(放送2年 青木美緒)
この話はすごく深みがあって、ただ気持ち悪くみえがちだけど、これからどのように解説されていくのかとても楽しみです。(写真3年 原口奈々恵)
はじめ読んだ印象と全く違う印象を抱きました。深いですね~。(演劇2年 佐川健之輔)
すごい話でした。奥が深い。(写真2年 宮本理代)
始めはちょっとキモチ悪いと思ってしまったけど、最後にはなんだかとても感動した。(演劇2年 長谷川都)
うじ虫の描写は目をそらしたくなったけど、とてもみりょく的で目がはなせませんでした。(文芸2年 髙垣雄海)
気持ち悪いマンガでしたが1コマ1コマにおける描写に込められた裏の意味におどろかされました。(演劇2年 原佳乃子)
ホラーではあるが、ただ恐ろしい、気持ち悪い作品ではなく、ドラマがあった。(文芸1年 堀眞澄)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。