2009
07.29

逆柱いみり氏の新作「空の巻き貝」を紹介

清水正が推薦する本, つげ義春・関係

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大学の研究室に青林工藝舎より「空の巻き貝」が送られてきたので一読。
私は所沢校舎での「マンガ論」で主に前期はつげ義春のマンガを取り上げている。

逆柱いみり氏のマンガを読んでいるとつげ義春、日野日出志のマンガの影響もあるのかと思う。
わたしの感性に合ったマンガだ。
シュールで、エロで、グロで、何でもありの自由な世界を描いているが、せつない感じもする。
あらゆる束縛をはなれてアナーキーであるが、もちろん縛りも枠もある。
想像力を限りなく解放したところに現出する根源的なエロスのヌメヌメ感がいい。
エロとグロの混在したなかに一種のさわやかな風さえ吹いている。
あらゆる価値が崩壊した世界の中で空を飛ぶ巻き貝になって宇宙を飛ぶという虚無の感覚
に共鳴できる。銀河宇宙から体内・胎内宇宙への遊び感覚を備えた飛翔が心地よい。

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