マンガ論

マンガ論 第九回講義

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☆講義・余談のポイント☆ 
今回からは要点を絞って記載します。
手塚治虫 『罪と罰』 の第4回目。
・手塚が描く主人公の見た目 
 原作とは異なるピカピカの服装 → 主人公の目的意識がはっきり出ている。
 マンガの絵の大事さ → 太ったキリスト、ひょっとこ顔のラスコルニコフの違和感。
・手塚による原作の省略、変更、デフォルメ → 手塚の独自性。
・マンガの力 → 世間から否定されることで発揮する。
・ドストエフスキーの恋愛事情
 妻・愛人への手紙 → ロシア人の情熱的性質、愛情表現の豊かさが分かる。
・人間の恐ろしさ → ナチスのアウシュビッツ・ビルケナウでのエピソード。笑いの恐さ。
・日本のジャーナリズム → 一面にカモの親子、三面に鴨鍋のトピックを載せる新聞のずぼらさ。。 
学生の声は「続きを読む」から。


【学生の声】
手塚治虫の凄さが少しだけ分かったような気がしました。もちろん、そんな原作を書くドストエフスキーも偉大ですけど。人間ってすごく難しくて複雑だと思いました。(文芸学科1年・大谷明子)
今日はいつにもまして先生の熱さが伝わってきました。回をかさねるごとに、先生の解釈が長い年月をかけて生まれたものだと、知らされます。宮崎駿好きなので、もっとお話聞きたいと思いました。(文芸学科1年・長田有理)
今日は中身の濃い講義でした。一段と。特に「罪意識」と「法的な罰」の話が興味深かったです。ある人にとって当たり前のことが、外に出れば罰を受けるに相当するものなのかもしれない。自分も意識がないだけで、罰を受けないといけなかったのかもしれないと思った。イメージだが、罪意識のない人は素直に罰を受け、意識のある人はそうではない気がする。・・・イメージですけど。(文芸学科1年・中村亜紗子)
ラスコリニコフが貧しいにも拘わらず富んだ人を気取る話で、チャップリンを思い出した。
ドストエフスキーの恋愛事情を聞いて、その凄まじさに度肝を抜かれた。偉大な人は苦しみの荒波に悩まされてこそ出来上がるのではないかとも思った。
殺すことで人々に意味を持ちかけ、自らを解放する姿は勇気があると思うが、見せかけの法でも守っていく精神を持ち続けたい。それは「捕まらない」という特権を得るためだ。(文芸学科1年・坂本如)
いつも思いますが先生、絵、お上手ですね。
「罪と罰」をどんどん深く理解することができて面白いです。(演劇学科2年・七字紗衣)
太陽の歌と、ポーリナにあてた手紙の内容が気になりました。(演劇学科2年・工藤佑樹丸)
ロシア人は、愛情表現がとても濃いんですね。日本人ではあり得ないですね。(演劇学科2年・山崎明日香)
「愛は匂いに勝てるか」という疑問をつい最近友達と話し合っていたので共感しました。
人間は怖い生き物だと思います。(写真学科1年・財前薫)
アウシュビッツの話など人間の真実を鋭くつく問題も結局は笑い話にできてしまうのが今日先生が語った「笑い」の恐さだと思った。(文芸学科1年・後藤大喜)
666だけでなく、730歩というところにも秘密が隠されていたのですね。まだまだ秘密がありそうで、これから先の講義も楽しみです。
太ったキリストやラスコリーニコフの絵が上手くて面白かったです。(文芸学科1年・太細友香里)
人はろくでもない生き物ですね。瓦を磨いて鏡にすることを目指す生き物ですよ。
でも心の底から自分のことをろくでもないと言えるほど、まだ成熟していませんね。(放送学科2年・秋田尭律)
ナチスの母娘の話はとても驚きました。でもきっと、娘よりも母の方が後にボタンを押したのではと思いました。(文芸学科2年・井上美帆)
太ったキリストの話が面白かったです。マンガの強みはやはり絵なんだなと思います。(演劇学科2年・鈴木大倫)
マンガを描くときには、キャラクターの顔や印象が大事だ、というところに共感しました。
イエス・キリストが太ってたり、ひょっとこ顔のようなラスコルニコフは見たくないです。(音楽学科2年・佐々木唯)
生きている人間ほど恐ろしいものはないと聞いたことがありますが、本当にそのとおりだと思いました。人間はキレイなところよりキタナイ部分のほうが多いと思ってしまいました。(写真学科3年・原口奈々恵)
確かに登場人物の見た目のイメージは大切だと思いました。ラスコルニコフが太っていたら全くイメージの違うマンガになっていただろうし、太ったブラックジャックはとてもじゃないけど見られません(笑)(放送学科2年・吉池勇人)
森光子さんの話になるほどと思いました。
罪と罰もう少し先の話が聞きたいです。(写真学科2年・匿名希望)
マンガのキャラクターの顔は大事ですね。そういえばブサイクな主人公とか見たことない気がします。(音楽学科2年・金子由美)
手塚治虫のコマ割りに感動した。何だか火の鳥未来編を詠んでみたくなった。(文芸学科2年 斎藤大和)
今の授業のペースだと、罪と罰の内容を最後までやるまでにどれくらいかかるのか少し不安になってきました。(デザイン学科4年 矢島正人)
“730歩” たったこれだけの情報でも追求すると色々わかるんですね! あと、やはり先入観がある以上、変にキャラクターの外見を変えれないですね(笑)(演劇学科2年 原佳乃子)
今日も(先生が)熱かったですね。「罪と罰」まだ初頭ですが、頑張って読みます。手塚治虫がマンガチックな絵しか描けないと言いましたが、僕はむしろそっちの方が好きです。(文芸学科1年 出光展大)
「人間はろくでもないものだ」と先生がおっしゃった言葉がとても印象深かったです。『「愛」なんか、ない。「虚無」なのだ』だけど、私はやっぱり愛を信じていたいな、と思います。(放送学科1年 田村香奈絵)
人間は平気で最低なことするんですね。自分も極限な状態になったらそーなるのかなあ。[愛vs臭い]オレは臭いには耐えられません。汗かきな自分にとって夏は制汗グズウを常に持ち歩いています。(演劇学科2年 佐川健之輔)

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