2009
04.21

「文芸比評論」第二回講義。『罪と罰』から『貧しき人々』へ

文芸比評論

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『罪と罰』から『貧しき人々』へ

マカールとワルワーラの関係
〈我〉と〈汝〉の関係とその破綻
テキストの奥に隠された秘密
手紙を書く主体から手記を書く主体へ
マルチン・ブーバーの「対話的原理」
ハイデガーの「存在と時間」
ビンスワンガーの「精神分裂病」などに踏み込みながら
『貧しき人々』のマカールから『分身』のゴリャートキンの話へと進む。
今年の受講生は去年の「雑誌研究」受講者が少なからずいる。
受講学生の感想は以下に続く。


【学生の声】
作品を読んでいないことには、はじまらないとつくづく思った。授業を100%理解し、知識を吸収できるように死ぬ気で読む。(文芸学科3年 相澤直人)
好きな人と手紙をやり取りするって素敵ですね。メールだとなんか味気ないと思います。が、好きな人はいないです。(放送学科4年 太田恵理子)
ドストエフスキーの作品は今まで読んだことがなく、今日の授業で先生が語っているのを聞いてとても読みたくなりました。それから授業で触れた本を読んでいくようにしたいと思っています。(放送学科3年 伊藤絵里奈)
哲学的なことについて考え、悩むのは苦しいので気楽にあの娘がかわいいとか何とか言って済ますだけがいい。僕は冒険するのが嫌いじゃないけど、恋愛で苦しむのは好きではないから逃げてしまっているのデス。(演劇学科3年 宮川亮一)
マカールおじさんのダメな感じに共感しながら話を聞いていました。私だったらもう手紙を書かなくなっちゃうなあとさびしくもなりました。(演劇学科4年 植木麻衣子)
メールは、何度も推敲して、3回くらいは保存フォルダに入れて本当に送っても良いか考え抜いてから送信します。まだ手紙の方が気持ちにゆとりができるので楽な気がします。(映画学科4年 木田実大)
先生の話す、恋や愛についてがとても興味深いです。私には哲学的な考え方がないので全てのことが新鮮に聞こえてきました。恋をするのが少し、怖くなりました。(放送学科3年 渡邊 裕一)
ハイデッガーの死を覚悟して生きる現存在の話、吸い込まれるように、又、耳に吸い込むように聞き入ってしまってすごく楽しかったです。ドストエフスキーのてんかんの話をもっと聞きたいです。(演劇学科3年 北川麗)
ドストエフスキー作品、読まねばならんという気持ちにイヤでもさせられました。きっかけをありがとうございます。(放送学科3年 芳賀裕梨)
『貧しき人々』と合わせて『分身』を読んでみたいと思った。(映画学科3年 長岡信之介)
楽しかったです。時間がかかるかもしれないけどドストエフスキーもう一回読みます。『分身』の話にすごく興味を持ちました。(文芸学科3年 玉田唯)
やっぱりドストエフスキーを読まないとだめですね。読みます。(文芸学科3年 井坂健)
『分身』がとても興味深いです。『貧しき人々』と合わせて読みます。(文芸学科4年 吉川智子)
結局マカールがどうなってしまったのか気になるので作品を読んでみようと思いました。現代の人だとストーカーとかになりそうですが……。(放送学科4年 副田風子)
読書は好きですが外国の文学はほとんど読んだことがないので今後読んでみようと思いました。(演劇学科3年 北村祥子)
個人的に今ロシアにハマっているので、ドストエフスキーについて今後一年深く学ぶことができそうだと、期待しております。『分身』を手にとって読んでみたくなりました。(映画学科4年 林由佳子)
地表を歩いているアリがうまくかける作家の作品の壮大な背景は、読者の想像でしかわからない、という先生の言葉が印象に残っていました。先生の本にも興味が湧きました。(放送学科4年 山添勝也)
直接文章には書かずに、読者に読ませる。私はいつも文章を直接受け入れてしまいがちな読み方をしてしまうので、隠されている部分に気が付ける読み方ができるようになりたいと思いました。(文芸学科3年 斎藤悠木)
前回の授業に出られなかったので、すごく楽しみにしていました。哲学書を読んでみたいと思いました。私だったらやっぱり愛する人がいなくなったら次をさがしてしまいそうです。(演劇学科3年 米山愛美)
ドストエフスキーに関して様々な表記があるという点が大変興味深かった。(文芸学科4年 松本望)
『貧しき人々』を読んでいないので、この授業についていくためにも読もうと思いました。『分身』もすごく気になっています。(映画学科3年 加藤雄士)
風邪薬の副作用でだいぶウトウトしてしまいましたが、狂うほどの天才ならば、私は平凡な人生を歩もうと、ドストエフスキーに触れ、思いました。(映画学科3年 佐野ひかる)
『貧しき人々』を読んできたので講義内容を理解しやすかったです。確かにワルワーラは計算高い女性だと思います。(映画学科3年 井上桃子)
『貧しき人々』を読んで私なりのワルワーラ像を考えてみようと思います。ワルワーラに共感できるものが多かったら私も現実的な人間ということになるのかな。ちょうどこの前、彼とそういう点でケンカになったのです。まずは読んでみます。(映画学科4年 菊池舞子)
3匹のアリが描ける作家はアリ塚がある。という考えにびっくりしました。確かに読み手に意見をゆだねている作品は、古典の中に多くありますね。ハイデッガーの本も読んでみたいです。(演劇学科4年 橋本ゆりえ)
清水正先生は、相変わらず迫力があってわくわくしました。第1日目だけでも、とりあえず読んでみます。飲み込まれてもいいです。(写真4年 大久保奈緒美)
『二重人格』の先生の批評が楽しみです。先生の批評も狂気じみたところがあるからです。(文芸学科4年 益田勇気)
中学生の頃『罪と罰』に挑戦して、ほとんど読み進めることができず終わったという思い出があるので、避けてきたのですが、1年間がんばってみようと思いました。『分身』も時間を見つけて挑戦してみたいと思いました。(映画学科4年 落合恭子)
哲学は自分が考えていることしか頭に入ってこない。先生の言葉に少ない読書経験ながら、共感しました。(放送学科4年 菊池尚大)
アリとアリの巣の話は大変わかりやすいと思いました。表面下のことを読み取る想像力があればよいと思いました。(演劇学科3年 吉井彩乃)
メールは好きです。絵文字でよくハートマークを使う女の子には興味を持てません。(写真学科5年 下屋敷和文)
私は本当に本当に普通の環境の中で普通に育てられて、つとめて普通を意識してきましたが、私のDNAの中には必ず、狂気がひそんでいることもはっきり知っています。きっかけは思い出せませんがでも恐ろしい。この授業楽しみです。(文芸学科4年 浅野結衣)
先生の授業は恋についても学べてとても楽しいです。私も好きな人が出来たらぜひ手紙を書いてみようと思いました☆私は今日誕生日でお友達から手紙をもらってメールとは違ったあったかい気持ちになりました(^_^)

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