2008
08.18

『清水正・ドストエフスキー論全集第三巻』の装丁完成直前

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原孝夫氏の装丁による『清水正・ドストエフスキー論全集第三巻』
デザイン事務所を訪ねる。原さんはすでに十種近くの装丁を考えていた。
手にしているものを選んだが、これから完成に向けてさらに原さんの創意工夫が展開される。
刊行は九月下旬。
A五判上製536頁 定価は3500円
1983年7月、三十歳を過ぎてはじめてのロシア旅行。 ドストエフスキーの墓参りをして一週間後に帰国。すぐに『罪と罰』論にとりかかり三年かけて完成した。1000枚を越える長大な『罪と罰』論。
初版は1986年の創林社版。
再版は1991年の鳥影社版。
今回の全集版は鳥影社版を底本にした。
想像力を駆使して『罪と罰』の神奥な世界へと参入。
730歩の象徴的な意味や、老婆殺害時間まで探り当てているが、これは単なる謎解きではない。
『罪と罰』の神秘的な世界への踏み込みによって、ポルフィーリィ予審判事やスヴィドリガイロフといった謎の人物に肉薄し、そして超越する。

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