マンガ論

マンガ論第三回講義

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「チーコ」の女の心理状態について学生と意見を交わす。
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学生全体はもちろん、一人一人と対話していく。
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今回「チーコ」を演じたのは、演劇学科の熊代君と美術学科の野口さん。
 今日で「チーコ」の講義は三回目をむかえた。声を出しマンガを読むと印象が変わり、作品の世界に入ることができる。読むだけではなく、学生にどんどん演じてもらいながらラストまで一気に進んだ。「チーコというタイトルは女の名前でもあり、文鳥の名前でもある」という先生の発言に、学生達が大きく頷いていたのが印象に残った。(TAS・五十嵐)
 <レポート課題について>
 今までの講義の内容と清水正著『増補版 つげ義春を読む』の第七章『チーコ』を読む、『チーコ』世界への再照明、あとがきを読んで、レポートを書くこと。原稿用紙5枚以上。提出期限は5月12日まで。
【学生の声】
 チーコの内容がどんどんわかっていくのですごく奥が深いと思う。他の作家に結びつけて話をする先生ってとてもおもしろい!!(デザイン学科三年 伊藤麻衣子)
 風が吹くという話は妙にナットクしました。(演劇学科二年 竹田沙貴)
 チーコの奥の深さに本当に感動しました!! アンナも一度といわずに何度でも…(笑)読んでみたいと思いました。(文芸学科一年 藤朶唯可)
 チーコとアンナ・カレーニナの話をミックスすて、色々細部にまで研究をしているのが新鮮でした。(放送学科二年 川又祐子)
 一見、そんな深くないものでも、深く深く読み込んでいくことで、どんどん面白くなっていくんだなあと思いました。「評論とは作者をも感動させる」という先生の発言に成る程!! と納得しました。(文芸学科四年 櫻田真理)
 先生は自分の意見を私達に伝えながら私達の言いたい事を聞いてくれるから大好きです。(文芸学科一年 馬場嘉淑)
 国語の授業で昔、「答えはかならず書いてある」とよく言われたけど、先生の授業は書いていない所も読まなければいけないということを学んだ。(美術学科二年 戸田純子)
 レポートがんばります。一度もねむくならない授業で楽しいです。私もアンナみたいな女性になりたいです。とぶ女になりたいです。(演劇学科二年 米山愛美)
 タンスの上の人形のベタ塗りに気づいた時には鳥肌がたちました。(演劇学科二年 畑中研人)
 良い文学・漫画と出会う、読みこむには読み手の能力も必要だと強く感じた。(文芸学科一年 川島恵)
 先生の解説が深くて、何気なく流し読みした1回目のときと全然印象がかわってびっくりした。(美術学科二年 白野鮎美)
 今日は遅れてきてごめんなさい。今回、マンガや小説、そして現実の人間を飛ばせることのせきる“風”の重要性を知ることができました。アンナ・カレーニナ、よんでみようと思います。(文芸学科一年 御手洗紀穂)
 先生の言うことをきいてチーコをよむと初めてよんだときと比べてかなり印象がかわりました。もともと感じていた違和感のようなものに説明がつくことにも大変おどろきすごいなあと感心するばかりでした。(演劇学科二年 渡辺百桃)
 私がドリイだったら、家庭教師の女をオブロンスキーの前で殺して、彼の前で自殺します。キチイであっても自殺します。私は飛べない女です。風は吹きません。仕方ありません。だから、高いところから、擬似的に飛ぶのです。一瞬、ほんの少しだけ、私は飛んで地面に叩きつけられる。そうすれば私を哀しませた人々に呪いをかけられるのです。(文芸学科一年 島田碧)
 チーコと、トルストイなんていう一見何の関係もないのをつなげるなんて、やっぱ批評家。すごいっすね。(演劇学科二年 熊代悠喜)
「批評は作者をも感動させなければならない」という言葉は目からうろこでした。最初はそこまでする必要はないと思いましたが、よく考えると他人のつくりあげたものについて、おもしろいとかつまらないとか言うのならば、そのくらいのつもりで見たり読んだりするのが礼儀だと思いました。(文芸学科一年 小芝嵩訓)
 この授業を受けて、つげ義春について知りたくなったので図書館でさっそく全集を借りました。ゴールデンウィーク中その世界にひたろうと思います。(文芸学科一年 角朋美)
「チーコ」から「アンナ・カリーナ」というものにつながって、とてもびっくりしました。この前、つげ義春全集を読み終わったばかりだったのですが今度はトルストイの「アンナ・カリーナ」を読んでみようと思います。正反対の女性の姿が共通点を持つことを自分で読んで確かめようと思います。(映画学科二年 高橋茉由)
 この授業は「チーコ」の向こう側にあるものをすべて引き出す感じでマンガなのに文学的ですごいなあと思いました。特に今日は。(文芸学科一年 小泉典子)
「風が吹くとドラマが生まれる」といいう言葉に感動を覚えました。去年の九月に風が吹いて彼女が飛んでいってしまった私には、とてもためになる講義でした。(文芸学科一年 寺田昌洋)
 毎回マンガ論を受けているが、いつも『解体と再構築』に驚かされる。正直、先生の頭の中をのぞいてみたい。(文芸学科一年 柴田暁人)
 批評家は芸術家だと思いました。芸術を現実とつなぐことは私の目標ですが、批評はまさにその方法の一つだと思いました。(デザイン学科三年 佐藤香月)
 自分も「チーコ」を持っているんですが、まさかこんなドラマティックな読み方をするとは思いませんでした。つげ義春の作品は読み手にとって千差万別、無限の解釈が出来るすばらしい作品ですよね!(美術学科四年 川名 祐輔)
 今日も清水ワールドに驚かされたぜ!次も期待してるぜ!(文芸学科一年 片山幸典)

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