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 わが青春の一モメント─ドストエフスキーやつげ義春を読んでいた頃


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わが青春の一モメント─ドストエフスキーやつげ義春を読んでいた頃─①
(初出は『つげ義春の快楽』D文学研究会・1997年
 再録は『つげ義春を読め』鳥影社・2003年)

清水正


つげ義春の漫画を初めて読んだのは二十歳の頃である。
つげ漫画を紹介してくれたのは「ドストエーフスキイの会」の総会で
知り合った近藤承神子さんである。
もし記憶に間違いがなければ、わたしが近藤さんと最初に会った
のは、水野忠夫氏が「ドストエーフスキイの会」の例会報告をした
新宿厚生年金会館の会場である。
わたしは新聞の紹介記事で「トストエーフスキイの会」の存在を知り、
その日はじめて例会報告の会場へとかけつけた。
講演が終わった後に、わたしは最初の著書『ドストエフスキー体験』
(清山書房・一九七0年一月)を水野氏に進呈したのだが、
その際、近藤さんが
「わたしにもその本をおゆずりいただけないでしょうか」
と声をかけてこられ、
後日、拙著を郵送したのである。

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