マンガ論第十四回講義
先週に引き続き武富健治『鈴木先生』を取り上げた。確かに、鈴木先生は生徒思いで熱血的に見える。しかし、どこか胡散臭さが漂っていると感じる。このマンガは水平的に話が進む。そこにはドキッとするような現実の凄みがない。教育論から芸術論へ話は進んでいく。逆に、キレイ事で済まされないことを教えてくれるのが、ドストエフスキーである。手塚治虫のマンガ『罪と罰』についての講義は今日で最終回である。なぜ、手塚は何十回もドストエフスキー『罪と罰』を読んで書き続けたのか。先行する芸術家がいること。それを踏まえた上で、戦い続けなければならない。(TAS・五十嵐)
マンガ論の取材に来た、ジャーナリズム実習Ⅱの学生たち。
【学生の声】
今日の講義ででてきた豚の話はとても考えさせられた。価値観というものを理解しようとしたら、とてつもない時間と労力がいるだろうと感じた。(映画学科1年 豊歳遥介)
芸術と虚無は紙一重でしょうか?(美術学科4年 川名祐輔)
ジブリシリーズに興奮中です!!!先生のジブリ話が楽しみです。(演劇学科2年 亀田梨紗)
『鈴木先生』、更に読みたくなったので今度マン喫行ってみてみます。再来週の宮崎さんの楽しみなんで予習しときます。(映画学科2年 大久保希美)
『鈴木先生』話を聞いて読みたくなった。帰り古本屋寄ろうかな。(文芸学科1年 宮崎隆)
『鈴木先生』読みました。面白かったですが、所々の表現に吐き気がしました。理屈ではなく感覚的なものでした。(文芸学科2年 佐藤真一)
美学による殺人って考えてみると単なる無差別殺人も怖いと思う。(文芸学科1年 斎藤功)
アルベール・カミュの奥さんの話が頭に残っています。ああ……強いなって。(演劇学科2年 中村彩乃)
「ヒューマニズムの崩壊」という言葉が印象的でした。(文芸学科2年 中島歩)
ブタの話を聞いて、なぜか涙が出そうになりました。(文芸学科1年 宗本彩織)
私ジブリ大好きなんで来週がとっても楽しみです。魔女宅やってください!!(演劇学科2年 安藤裕美)
ポニョやって欲しいです。人魚姫をもとにしているみたいですが、上手く理解できないのでやって欲しいです。宗教的意味が入っていると聞いたので。気になります。(演劇学科2年 岩崎恵子)
久しぶりに来てみたら、人数が以前よりだいぶ減ったような気がしましたけど、逆にこのくらいの人数だと静かでいいなと思いました。今回の話面白かったです。(文芸学科1年 小芝崇訓)
「光は闇の中でしか光らない」ってすごく深い言葉だと思った。宮崎駿楽しみです!(文芸学科1年 内田すみれ)
今日は『罪と罰』の話より、『鈴木先生』についての話の方が熱く長かったので読んでみようかなと思いました。酢豚の話で、ドキュメンタリーの話が出た時に、私の実家で飼っていた牛たちが頭をよぎりました。現代、教育についてはさまざまな意見があるので難しいなと思いました。(映画学科2年 髙橋茉由)
私は教職につこうとは思ってませんが、今塾の講師をしているので、『鈴木先生』の話とか、教育理論については勉強になりました。トン子の話については私も反対です。(演劇学科2年 櫻堂実夏子)
中原中也から手塚治虫までが悩んだ(と思われる)「愛とは何ぞや」という問いに対して、解答が得られる日はくるのだろうか。(文芸学科1年 柴田暁人)
本があるわけでもないのに止まることの知らない先生の講義から先生の熱情が見えたような気がしました。(放送学科1年 キム・ボミン)
もっと罪と罰の先生の考える再構築説を聞きたいです。(演劇学科2年 大野香織)
ポルフィーリの顔や姿の違いなど、気付かなかった所にマンガ論の楽しさを確認できました。(文芸学科1年 玉真雅史)
チェーホフなどロシアが好きです。なので『罪と罰』のはなしもたのしい。中原中也の女みたいに、気強くなりまいです。(演劇学科2年 和田菜美子)
本題よりも三角関係の話が頭に残りました。あれほど大変なものは無いけど、聞いてて面白いものもないです。(演劇学科2年 櫻堂美夏子)
先生の話をきいていると、なんかぜんぶにうらうちがあってそれをよみとくことでもっとたのしめるんだなと、本当に感じます。THE☆再構築ですね** (演劇学科2年 渡辺百桃)
ラストのソーニャの話は考えてもみませんでした。私はソーニャがどうしてお金をあげたのかわからなかったのですが、今日すっきりしました。(演劇学科2年 米山愛美)
2008年10月 6日
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.shimi-masa.com/mt/mt-tb.cgi/1262