雑誌研究第十一回講義
学生にチェーホフ『退屈な話』を実演してもらった。
絶望的な老教授と泣きじゃくり全身で感情をぶつけてくるカーチャをどう演じるか?
今日は先週の講義で取り上げた、中原中也・長谷川泰子・小林秀雄の三角関係の続きから始まった。面白いことに、これほどドロドロとした関係について秀雄は全く触れなかった。しかし、自身の白痴論においてその体験を重ねていることから、講義の内容はドストエフスキー『白痴』へと進んでいく。絶世の美女ナスターシャが美しい人とされる純粋無垢なムイシュキンと荒々しく情熱的なロゴージンとの間で揺れ動く。この精神的な葛藤は更に、チェーホフ『退屈な話』へと続いていくのであった。(TAS・五十嵐)
2008年07月04日
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