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2006年07月03日
マンガ論【学生の声】
【マンガ論第11回目。本時ではテキストとして日野日出志『蔵六の奇病』を取り上げる。誰からも愛されず、一人奇病に犯されながら最後は世にも美しい亀となって沼に沈んでゆく蔵六の悲しみを読む。次回マンガ論(7月24日)は試験を行います。詳細は本日配布したプリント、または掲示板を参照。】
出席者122名中 27名
「蔵六の奇病」はとても切ない話でした。七色のうみは無いけど、私たちも彼と同じような境遇に置かれていると思うと胸が痛くなりました。きっと最後のカメは蔵六です。「万年生きる」とされるカメになって、沼の中で生前言われることがなかった「美しい」と呼ばれることでしょう。(音楽学科1年・田中麻衣子)
ひのひでしさんのマンガを初めて読みました。「蔵六の奇病」はとても怖く、気持ち悪い物語でした。ですが、読んでいくうちに深みのあるマンガだと思いました。(文芸学科2年・佐藤香奈)
『蔵六の奇病』は痛いくらい哀しい話でした。読み込んでいく度に蔵六の悲しみが伝わってきました。休み中にしっかりよんでみようと思います。(音楽学科1年・植竹麻奈美)
ごく最近、原作を読んでいて映画も見てみたいと思っていた今村昌平の「楢山節考」を見ることができた。土俗的な文化を描いており、その描写や知らなかった事実を見る者に伝える力に長けていると思った。それを考えたばかりだったので「蔵六の奇病」の中の世界にすっと入ることができた。(文芸学科1年・角田敏康)
私も絵を描く人間なので、「もしこの目が見えなくなったら」の妄想をよくしてしまう。感情移入した。この蔵六は、集団に溶け込めない、才能を発揮できない人間が悲境に陥って進歩するという、芸術を志す人間を象徴していると思う。(鈴木綾子・文芸学科1年)
蔵六の奇病気持ち悪かったです。手塚治虫の“奇子”のように何故偉大な漫画家は気持ちの悪いものに行きつくんでしょうか。(中島輝行・演劇学科2年)
涙を流す場面の位置(時)をそんなに考えていなかった。蔵六はおっかあがもうもう来ない事を知り、納得したはずなのに、後を追い村の方まできてしまう。その純粋さとか、子供らしいと思った。(秋山桃子・演劇学科2年)
蔵六の話はとても悲しかった。途中気持ち悪くなって目をそむけてしまったけれど…最後は七色の亀になった蔵六家に帰って先生の本を読まなきゃ(西村優佳子・放送学科1年)
「蔵六の奇病」の最後がナゼ亀なのかが解らない。また、何故七色にこだわっているのかも謎だ。そもそもなんで七色なんだ。この漫画は謎が多い…。(福田泰佑・文芸学科1年)
蔵六の奇病なかの、母を追って森の出口あたりに来た蔵六が村人に石をなげられる場面で蔵六の体に石がめり込んでいる、それはザムザが父親に投げられたリンゴがめり込む描写と重なった。(綿田友恵・文芸学科2年)
日野さんの作品を初めて読んだが、そのリアルさと、独特の世界観にのみこまれてしまいました。(田老耕太朗・文芸学科1年)
次男坊なのになんで蔵六なんでしょう?(勝二由衣・文芸学科1年)
手塚版『罪と罰』で省略された所の話を聞いて、「こんな重要な所を削っていたなんて!」と驚いた。(河辺玲・文芸学科1年)
ホラーの背後に大きなテーマは、あることがとても大きな作品になっている要因であると思う。(高橋嶺介・文芸学科1年)
農耕文化、ムラ社会の縮図を読み取ることができた。(吉本竜太郎・文芸学科1年)
一度読んだだけでは蔵六の内部世界まで読み解くことができなかった。はじめ、気持ち悪いと思っていたが、何回も読んだら泣きそうだ。(矢鹿夏希・映画学科2年)
気味の悪いものが美しいものへ昇華するというみにくいあひるの子ストーリーだが、この作品では気味悪さが強調されていて読後感があまりよくなかった。庄屋どんは実は悪どいと思う。(秋山友恵・映画学科2年)
蔵六の生きようとする力はすごいと思った。細かな描写が奇病をよりリアルに、読み手にもその奇病の不快感を与え、それでも母だけは気持ち悪がらずにいたことに感動した。カラーでこの本を読んでみたい。(中島真理恵・映画学科2年)
日野日出志の作品は、どの作品を読んでも悲しい気分になる。特に蔵六の奇病はホラーというより悲劇と母子のドラマという感じだ。なぜ彼がこの奇病にかかったのか分からないが、これが運命なのだったら神さまはざんこくだ。「罪と罰」も神さまに内容が多くでてくるが、どの作品にも神や母への帰化がポイントになるのだなあと思った。先生の授業をもっとうけたいです。(吉田恵里香・文芸学科1年)
日野日出志の描くマンガはただのホラーだと思っていたけど、細かい所まで読んでいくと色んなところに深い意味が隠された描写があるのだと、分かりました。(瀬在有紀・文芸学科1年)
見た目がグロすぎて、読み返す気がおきなかったのですが…根底にあるテーマはとても美しいものなのではないかなあと感じました。蔵六の絵へのしゅうねんはスゴイと思いました。(木村加奈・音楽学科2年)
初めて蔵六の奇病というマンガを目にしたが、途中ですごく絵にグロさを感じた。日野日出志の世界は、客観的にみたときにも気持ち悪さを読み手に与える程に蔵六の奇病が強く描かれているので、まるで私自身が村人の一味な気がした。(田口加奈・文芸学科1年)
「蔵六の奇病」ぢゃなくて「蔵六の亀病」ですね。まあ亀になったかはわからないけれども。(中村なつ季・音楽学科3年)
「蔵六の奇病」は蔵六の深い悲しみや孤独が描いてあって、読んでいて悲しくなりました。主人公の蔵六以外にも、長男太郎やお母さんの苦しみや葛藤も、マンガに表れていて、日野日出志はすごいなと思いました。(吉井あゆみ・文芸学科1年)
今、金曜日にあるマンガ実習という授業で日野先生にお世話になっています。ホラーマンガを描かれているとは知っていましたがこんな悲しい話とは思いませんでした。胸が痛いです。(美術学科4年・内田麻衣子)
日野日出志のマンガはホラーだから、ただ恐いだけというイメージがあったが、読んでみたり先生の解説をきいてみたりして大きくイメージが変わった。本当に深くて、読みごたえのある作品だった。(文芸学科1年・奧田千晶)
絵が迫力があってすごかった、ストーリーはドロドロしてて気持ち悪くて嫌だけど、なんか心に残る。なんかリアルなストーリーって感じだった。最後は一番印象的だった。(文芸学科1年・橋本和樹)
投稿者 shimizu : 2006年07月03日 16:47
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